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2015.6.25
当社は、本年1月にJA全農と株式会社クボタが合意した、国内産米輸出に関する共同事業にかかり、主として国内産米の集荷・保管・国内輸送を担うこととなりました。
特に、今回の共同事業においては、玄米を輸出国まで輸送し、輸出国にて精米とう精を行なう仕組みのため、海上輸送用コンテナにいかに効率よく貨物を積載できるかが求められ、そのための「輸出玄米用フレキシブルコンテナ」の開発を当社が担当しました。
当社は、平成元年より玄米用フレキシブルコンテナの所有・回収・清掃管理を行なうことで、JA・生産者から米穀卸売販売事業者までの玄米バラ流通を促進しています。
今回の「輸出玄米用フレキシブルコテンテナ」の開発にあたり、これまで当社が培ってきたノウハウを注ぎ、積載効率を上げるため従来の丸型フレキシブルコンテナではなく四角形に近い形の角型フレキシブルコンテナを製作することとしました。
本年3月28日、JA全農とクボタによる米輸出事業の第1便となる新潟県魚沼産コシヒカリの玄米16トンが、新潟東港から香港に向け輸出されました。
当社開発フレキシブルコンテナは、JAでの玄米充填作業において、また、車両等への積込作業において、作業性・効率性が良いとの評価をいただき、海上輸送用コンテナの積載効率向上にも貢献しました。
JA全農とクボタは、国内産米の玄米輸出について、年間1万トンを目標に取り組んでいます。当社としても、生産者から輸出先国まで一貫した集荷・保管・輸送の物流体制を構築するなかで、今後も合理的な流通容器の開発を継続して行なうことで、国内産米の販売拡大に貢献していきます。